『起業・創業時の資金検討』
起業・創業する際、まずはどれぐらいの資金が必要?という問いに悩まれている方も多いのではないでしょうか。
事業内容にもよりますが、1つの目安として、
- 商品や材料などの仕入資金(3ヵ月分程度)
- 固定費(人件費や家賃など3ヵ月分程度)
- パソコンや事務機器など事業を始める上で最低限必要な設備資金
程度は予算として見ておきたい所です。
例えばその総額が、1,000万円だとしたら、できれば5割以上あると良いのですが、最低でも3割以上の自己資金(資本金など返済しなくてもよい資金)をまずは用意・集めることから考えていきます。
ここでのポイントは、自己資金が少ない方程、当初予算をできるだけ小さく(事務所は自宅やシェアオフィスを活用するなど)して事業をスタートさせることを検討しましょう。
また、自己資金分の調達方法として、クラウドファンディングの活用やベンチャーキャピタル(VC)、親族・知人からの出資などの方法もあるので、事業内容と照らし合わせながら検討するのが良いと考えます。
次に、自己資金部分以外の資金をどうするか?といった部分を
考えていかなくてはならないのですが、
- 親族・知人から借りる
- 日本政策金融公庫など政府系金融機関からの創業融資を借りる
など、返済が必要な資金を集め、事業をスタートさせることを検討します。
その際のポイントですが、自己資金部分は返済しなくてもよい資金なので、赤字でもたちまちキャッシュフローが回らなくなることはありませんが、返済が必要な資金まで赤字資金につぎ込むと、あっという間に資金繰りがショートしていまう可能性が高くなってしまう、という点は必ず頭に入れて頂きたいと思います。
このように、自分の金(自己資金)と他人の金(融資など)を集め、ようやく事業をスタートすることができます。
事業をスタートしたら、次はキャッシュフロー(資金繰り)をどうやって回していけばよいのか、が重要となりますので、次回、その対策などを説明したいと思います。
お楽しみに!
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